🏫 学校検診で「受け口」と言われたら?—— 成長期の反対咬合に早めのチェックを

三郷市・吉川市でお子さんの“受け口”を指摘された保護者の方へ
「学校で“反対咬合”って言われてしまって…」
春の学校歯科検診のあと、STELLA矯正歯科にはこんなご相談が増えます。
「おたよりに“反対咬合(受け口)”と書かれていたんですが、
すぐ治療した方がいいんでしょうか?」
今回ご紹介するのは、小学1年生のCくんのケースです。
検診で「受け口の傾向あり」と書かれていたことをきっかけに、
お母さんがご来院されました。
検診では「様子を見ましょう」と言われたけれど…
学校検診は“あくまでスクリーニング(簡易チェック)”です。
多くの場合、
「軽度の受け口」や「噛み合わせのズレ」も同じ枠で指摘されるため、
本当に治療が必要なのか、ご家庭では判断が難しいところです。
Cくんの場合も、実際に詳しく検査してみると、
- 骨格のズレは軽度
- 噛み合わせの癖(片噛み、舌の位置)あり
- 永久歯が生え始めた時期
という、今まさに介入に適したタイミングでした。
「食べるとき、下あごが前に出る」—— 日常に潜むサイン
お母さんにお話を聞くと、
Cくんは食べるときに少し下あごを前に出すクセがあるとのこと。
また、「サ行」が少し言いにくい発音も見られました。
これらは、反対咬合によく見られる初期のサインです。
学校では気づきにくくても、
ご家庭で食事や会話のときにふと感じるケースが多いのです。
成長を利用した“やさしい矯正”で改善
Cくんには、やわらかい素材のマウスピース型装置「プレオルソ」を使用しました。
寝るときや家にいる時間だけ装着し、
あごの位置や舌の位置を正しい方向に導くタイプの装置です。
加えて、舌のトレーニング(MFT)や食べ方指導を並行して行いました。
毎日の小さな積み重ねで、Cくん自身も「噛みやすくなった」と実感。
「最初に“受け口”って言われた時は不安だったけど、
今は“あのとき見てもらってよかった”と思います」
と、お母さんも笑顔でお話しくださいました。
受け口は“経過観察”ではなく“早期対応”が大切
反対咬合(受け口)は、成長期に進行することがあります。
特に下あごの骨がしっかりしてくる小学校高学年以降になると、
装置だけでの改善が難しくなるケースも。
早めの診断によって、
「治療が必要かどうか」「どのタイミングがベストか」を見極めることができます。
✅ “今すぐ治す”ではなく、“今を知る”ことが大切です。
STELLA矯正歯科では
- 成長段階(あご・歯・姿勢・舌)の分析
- 写真・スキャンを使ったわかりやすい説明
- 装置を使うかどうかの判断
を丁寧に行います。
無理に装置をすすめることはありません。
「経過観察がベスト」と判断することもあります。
大切なのは、正確に“今”を知っておくことです。
🌱 まとめ:「学校で言われた」が受診のベストタイミング
反対咬合(受け口)は、
成長とともに自然に治ることはほとんどありません。
学校検診の結果が届いたときこそ、
“様子を見る”から“一度チェックしてみる”に変えるチャンスです。
📍 STELLA矯正歯科(三郷市早稲田5-7-13)
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